ミッキーアイル電撃引退 短距離主戦のディープ産駒、種牡馬入りで2世にも期待
16年マイルCSなどを制した昨年の最優秀短距離馬ミッキーアイル(牡6歳、栗東・音無)が29日付で競走馬登録を抹消した。今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りする。
当初は阪急杯(2月26日・阪神)で始動し、高松宮記念(3月26日・中京)に参戦予定だったが、関係者との協議で電撃引退が決定。音無師は「もともと年内で引退予定でしたが、今、種牡馬入りすれば今シーズンに間に合うということで引退することになりました」と経緯を説明した。
スプリントからマイル路線を主戦場に活躍したディープインパクト産駒は珍しく、後継種牡馬としても貴重。「牧場サイドも種馬にしたいということでしたし、産駒にも似た子どもが出ることを期待しています」と2世の誕生を楽しみにしていた。
通算成績は20戦8勝(うちG1・2勝を含む、重賞6勝、海外1戦0勝)。獲得賞金は5億2948万1000円。