【京都記念】マカヒキV発進だ 最強世代ダービー馬が世界のムーア背に貫禄示す

 「京都記念・G2」(12日、京都)

 昨年のダービー馬マカヒキがいよいよ始動する。厳しいV条件をただ1頭クリア。調整も順調そのものだ。世界の名手・ムーアとの新コンビでV発進を決める。

 マカヒキが今年初戦を迎える。1月初旬に帰厩後は丹念な乗り込みを消化している。「いい状態で帰って来て、カイ食いも問題ない。やるごとに競馬を走る格好になっている」と大江助手は声を弾ませる。

 昨秋の凱旋門賞では14着に敗れた。「具合は良かったと思うけど、敗因はたくさんあるかな。いい経験になった」と友道師は振り返る。海外遠征後はデリケートになることも少なくはないが、大江助手は「精神面は安定していて、フレッシュ。“すれてない”ところがいいところ」と話す。

 1週前追い切りは栗東CWで3頭併せ。最後方から鋭い伸びを披露し、7F96秒4-36秒8-11秒5をマーク。きっちりと最先着を決めた。友道師は「1週前でもあり、久々なのでしっかりと。相変わらずいい動きをしていた。折り合っていたし、追いだしたときの反応も良く、最後までしっかりと伸びていた」と好感触をつかんでいる。

 鞍上には世界の名手・ムーアを迎える。指揮官は「1回乗ってもらいたいと思っていた。十分勝負になる」と力を込める。最強の呼び声が高い4歳世代。そのダービー馬としての貫禄を示す。

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