【デイリー杯クイーンC】フローレスマジック重賞初Vへ クラシック見据えて始動
「デイリー杯クイーンC・G3」(11日、東京)
ディープインパクト産駒の素質馬フローレスマジックが重賞初Vを狙う。前走のアルテミスSでは非凡な才能を発揮して2着に食い込んだ。前走後は阪神JFには向かわず、クラシックを見据えてここを目標に調整してきた。
1週前は美浦Wで追われ4F54秒7-12秒1を記録。木村師は「大きなストライドで集中して走っていた」とケイコの内容に満足する。前走後も着実に成長している。「以前との比較で、きつい調教をこなした後でもどっしりとしている」と目を細める。
前走は敗れたものの、メンバー最速の上がり3F33秒3をマーク。「3着との差はあったし、いい競馬ができたと思う」と納得する。勝ち馬リスグラシューが続く阪神JFで2着に好走。レースレベルも高かった。「阪神JFを見て、自分もしっかりとしなければ、という気持ちになった」と当時を振り返り、前を向く。
始動戦に向けて指揮官は「いい結果を残して春につなげたい」と意気込む。目指すは姉ラキシス、兄サトノアラジンが果たせなかったクラシック制覇。ここで重賞タイトルをつかみ、大舞台へ駒を進める。