【ボート】茅原悠紀、地元・児島でSG奪取だ
「ボートレースクラシック・SG」(15日開幕、児島)
いよいよSG戦線がスタートする。3月は今年のSG開幕戦となる「SG・第52回ボートレースクラシック」が開催される。15~20日まで、舞台は岡山県の児島ボートだ。ボート界のトップ選手52人が勢ぞろいする。地元の期待を背負う茅原悠紀(29)=岡山・99期・A1=が強力遠征陣を迎え撃つ。今月は江戸川と蒲郡でG1戦も開催される。
今年最初のSGとなるボートレースクラシックは、昨年のSG、G1の優勝者、一般戦優勝回数の多い選手を集結させ、6日間にわたり熱戦を展開する。前年に活躍した優勝者ばかりのSG戦で、16年のMVP・瓜生、15年のMVP・山崎ら出場選手はボート界のトップ選手ばかり。
児島といえばジーンズで有名な瀬戸内海の街。注目レーサーはもちろん地元の期待を一身に背負う茅原だ。99期生として06年にこの児島でデビュー。6走目に初1着を飾り、09年の宮島一般戦で初優勝。その後はSG、G1で好走。12年に、徳山での新鋭王座でG1初優勝を飾ると、14年の平和島でのグランプリで6コースまくり差しを決めて優勝。デビュー時に「賞金王(グランプリ)で優勝します」と宣言したことを実現してしまった。
16年はグランプリには出場できなかったが、11月のG1・若松周年Vで、地元で開催されるこの大会の出場を決めた。直前の徳山での中国地区選手権でG1制覇を果たすなど、ここにきて絶好調。好リズムで地元での大一番に臨める。隅から隅まで熟知した児島水面。茅原は間違いなく激走する。