菜七子 2年目で青色のヘルメットカバー「抜かされないように頑張りたい」
騎手が調教時にかぶるヘルメットカバーの色はデビュー1年目の新人が黄色、2年目以降が青色となる。今まで黄色だった藤田菜七子も、中央競馬の年度替わりである3月1日から青色に変わった。今までの初々しい黄色から、先輩ジョッキーと同じ青色で調教をつける姿は頼もしく映るもの。ただ、本人は「周りから“見慣れないから似合わないね”と言われました」と照れくさそうだった。
前日に新調したばかりのヘルメットカバーは、まだ何も付いていないシンプルなデザインだが、「これから“ぼんぼり”を付けて、おしゃれにコーディネートしたい」と女の子らしい一面も。昨年のひな祭りデビューから、はや1年がたとうとしている。「この1年は本当にあっという間でした。今週から新人騎手がデビューしますが、みんな上手なので抜かされないように頑張りたいです」。先週の小倉で今年の初勝利を飾った菜七子。ヘルメットもブルーになり、勝負の2年目がスタートする。(デイリースポーツ・刀根善郎)