【競輪】村上義が今年初優勝、まくり合戦を制して玉野記念制覇
「瀬戸の王子杯争奪戦・G3」(5日、玉野)
最終日の12Rで決勝戦が争われ、村上義弘(42)=京都・73期・SS=が今年初優勝。最終3角7番手からまくり追い込み、昨年4月の高知以来、通算32回目(3日制を含む)の記念制覇を果たした。2着は地元の岩津裕介、3着には村上マークの金子貴志が入った。
レースは壮絶なまくり合戦。最終ホームから原田研太朗、吉田拓矢が火花を散らして主導権争い。2角では単騎の早坂秀悟がまくり上げ、岩津も徳島勢後位から自力に転じる。最後は村上が貫禄を示した。
成長株の若手が繰り出すパワーを、見事にはね返しての勝利。昨年のグランプリ覇者は「たまたまです。実力で取ったとは言えない」と静かに振り返った。