【日経賞】新星シャケトラが重賞初制覇
「日経賞・G2」(25日、中山)
中長距離界に新星誕生だ。4番人気のシャケトラが重賞初制覇を完勝で決めた。
道中は中団の後ろからじっくり追走。3角手前から徐々に進出を開始すると、4角では楽な手応えで好位へ。直線先に抜け出したミライヘノツバサが、坂を駆け上がって粘り込みを図るところ、外からこれを並ぶまもなくかわしてフィニッシュ。2分32秒8のタイムで、待望の初タイトルを手にした。
これで昨年6月のデビューから6戦4勝、2着1回、3着1回。天皇賞・春(4月30日・京都)へ向けて、大きく存在感をアピールした。初コンビとなった田辺裕信騎手は「1週前に乗せてもらっていい馬だと思ったし、厩舎の期待も伝わってきた。自信を持って乗りました。ゲートで遅れて思ったより後ろになったが、この馬のリズムを崩さずに乗った。どんな競馬もできるし、まだまだ伸びしろがいっぱいある」と、さらなる成長を約束した。
2着に7番人気ミライヘノツバサが粘り、3着には一昨年の覇者で6番人気のアドマイヤデウスが突っ込んだ。連覇を狙った1番人気ゴールドアクターは、好位から伸びを欠いて5着に敗れた。