【天皇賞】サトノダイヤモンド“吉兆”菊データ 菊花賞馬対決は年下が10回先着
「天皇賞(春)・G1」(30日、京都)
連勝街道を突き進む-。昨年のグランプリホース・サトノダイヤモンドが、今季初戦の阪神大賞典を快勝。連勝記録を“4”に伸ばし、万全の態勢で春の盾に駒を進めてきた。
前走後は在厩調整で順調な乗り込みを消化。20日の1週前追い切りでは、栗東CWで6F82秒8-38秒3-11秒8の好時計を記録し、3頭併せで最先着を果たした。中澤助手は「前走後は今までになく主張する。我が出てきました」と変化を口にしたが、これも王者の風格か。肝心の状態面については「自然と良くなってきている。このまま無事に行ってくれれば」とさらなる上積みを強調。大一番へ向けて、きっちりと照準を合わせてきた。
キタサンブラックとの再戦に注目が集まるが、過去12回の菊花賞馬対決(3頭対決の01年を除く)は、年下の後輩馬が10回先着。ダイヤモンドにとっては心強いデータだ。同斤量での戦いは望むところ。連覇を狙う先輩を返り討ちにしてみせる。