【天皇賞】キタサンブラックリベンジ戦楽しみ 史上4頭目春盾連覇へ

 「天皇賞(春)・G1」(30日、京都)

 今年からG1に昇格した大阪杯を快勝。今季緒戦を圧倒的な存在感でクリアしたキタサンブラックが、いよいよ史上4頭目となる春天連覇に挑む。決戦の地・京都競馬場には、1週間前の段階から徹夜組が入場門前に列を成すなど、すでにヒートアップ。グランプリホース・サトノダイヤモンドと再び対峙(たいじ)する4・30は、歴史に残る一戦となるに違いない。

 キタサンブラックにとって今回は、ダイヤモンドに惜敗した有馬記念のリベンジマッチ。自身が昨年頂点に立った淀の2マイルが雪辱のステージとなる。「順調に来ています。今の幅の出た体を見ると、以前は子どもっぽかったんですね。当時はそう思わなかったのですが…。得意のコースですし、サトノダイヤモンドとの対決はとても楽しみ」と清水久師だ。前走のダメージは皆無。すぐに立ち上げて、戦う準備に入ることができた。

 栗東CWでの1週前追いでは、僚馬のアキトクレッセント(5歳オープン)に先着。前走を使って余計な気負いが抜け、反応もよりダイレクトになってきている。この春2走目。迷うことなく負荷をかけ、望んでいた上昇曲線を手にした指揮官は「小細工することはないでしょうし、自在な競馬ができますから」と信頼を寄せた。

 これまで数々のドラマが繰り広げられてきた春の古馬頂上決戦。3200メートルを戦い抜いた先に待つ栄光を目指して、再び伝説の舞台に立つ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス