【競輪】日本選手権は三谷竜生がG1初優勝 3番手から一気の強襲劇
「日本選手権競輪・G1」(7日、京王閣)
最終日11Rで決勝戦が行われ、三谷竜生(29)=奈良・101期・S1=が、最終4角3番手から一気に伸びてG1初優勝を飾った。三谷マークの桑原大志(山口)が2着、先行した深谷知広(愛知)マークから抜け出した浅井康太(三重)が3着に入った。
人気を背負った平原康多(埼玉)-武田豊樹(茨城)は山田英明(佐賀)に絡まれてしまい、平原は最終的に5番手を奪ったものの仕掛けられず6着。武田は直線で外を伸びたが4着だった。
ヒーローの三谷は表彰式で「最高です」と満面の笑み。1次予選で敗れた兄の将太からは「普通に『おめでとう』と言われました」とのこと。レースについては「浅井さんの後ろか(先行したラインの)3番手を取るつもりで」臨んだと明かした。
父は元選手の典正さん。「唯一、褒めてもらえると思います」と喜んだ。表彰式の最後に三谷は「(今後は)ダービー王として恥じないようにレースをしたい」とさらなる活躍を誓った。