【ボート】池田、山崎智のセンター勢が面白い
「宮島チャンピオンカップ・G1」(11日開幕、宮島)
ここからSG・オールスター(23~28日・福岡)へ転戦する選手が大半。“超G級”のキャッチコピーが付くのも納得できる、超豪華メンバーが集まった。
初日12R「超G級ドリーム1st」は、当地実績豊富な面々がそろった。大会2Vを誇る松井と今垣が1、2号艇で並び中心を担いそうだが、面白いのがセンター勢。前回覇者の池田が3号艇に入り、4号艇は15年のSG・グランドチャンピオンを制した山崎智。直近の当地大レースを制した2人が果敢に仕掛ければ、波乱の可能性も大いにある。地元エースの辻、G1でも機力不問で格上の走りを見せる峰にも注目だ。
3月のSG・クラシック(児島)優出6人が全員登場。というわけで2日目12Rの「超G級ドリーム2nd」は「ボートレースクラシックリベンジ戦」と題して、枠番もそのままにSG優勝戦の再現という組み合わせが実現した。
もちろん、再度1号艇を得た桐生が中心になる。ただし宮島は走った経験は多くない。水面慣れという点では、昨年の大会で優出した菊地と井口に分がある。茅原も隣りの岡山支部所属だけに、参戦経験は豊富だ。石野は風に神経を使うタイプ。穏やかな水面なら力通りに走ってくる。瓜生はF2の90日休みを残す現状。いつもの強さを望むのは酷だ。
ドリーム組以外で目が行くのは、やはり地元勢。ただでさえSの難解さでは全国屈指の宮島。走り慣れた舞台に加え、出場9人のうち8人はゴールデンウイーク開催からの連続あっせん。残る山崎裕も2節前に走っており、この利は大きい。
前本は直近4年で3優出。13年の59周年を制しており、大会実績は抜群だ。西島も適用勝率7点オーバーが続き、復活ムードに間違いない。底力ある市川も気合満点で臨む開催。山口も事故さえなければ、V争いに絡んでくるはずだ。