【オークス展望】レーヌ2冠奪取なるか ソウル&リスグラの反撃も必至
レーヌミノルが12年ジェンティルドンナ以来の牝馬クラシック2冠に挑む。桜花賞は8番人気の低評価を覆してV。好位から力強く抜け出す横綱相撲を披露した。栗東CWの1週前追いでは抜群の動きを見せ、仕上がりに不安なし。「距離も全く心配していない」と本田優調教師は2400メートルの克服に自信満々だ。
反撃を期すのは2歳女王ソウルスターリング。単勝1・4倍で3着に散った桜の舞台は、初の道悪が影響したか。「いつものストライドで走れなかったからね。広い東京は合う」と藤沢和雄調教師は条件変わりを歓迎する。巻き返しのシーンがあっても驚けない。
阪神JF、桜花賞とも2着と涙をのんだリスグラシュー。昨秋の時点で矢作芳人調教師が「オークス向き」と口にしていただけに、距離延長は望むところだ。デイリー杯クイーンCを含め、東京で2戦2勝のアドマイヤミヤビも中距離志向が強い一頭。3連勝でフローラSを制したモズカッチャンの勢いも不気味だ。