【安田記念展望】円熟味増したイスラボニータがマイル界を制圧する

 14年皐月賞馬に二つ目のG1V機が巡ってきた。今季始動戦のマイラーズCで2年半ぶりの勝利を飾ったイスラボニータ。「久々に勝ってくれて良かった。これで馬が自信を持ってくれるでしょう」とルメール。円熟味を増した6歳馬がマイル界制圧を目指す。

 同じ6歳のレッドファルクスは、昨年のスプリンターズS覇者。前哨戦の京王杯SCでは鮮やかな差し切りVを決めた。尾関師は「1600メートルでもやれそうな競馬をしてくれた。年齢のイメージより馬が良くなっている」と距離克服を願う。

 マイル界の新星となり得る存在が、7戦6勝と底を見せていないグレーターロンドン。正式な出否は最終追い切り後に判断されるもようだが、目下5連勝中の勢いは魅力だ。

 外国勢では5月に行われたチャンピオンズマイル・香港G1の上位2頭が参戦。特に勝ち馬コンテントメントは名手モレイラを鞍上に迎え、昨年12着の雪辱に燃えている。

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