【ダービー】キャロットF高橋代表 初の栄冠に驚き「いいんですか」
「ダービー・G1」(28日、東京)
日本を代表する名伯楽が、ついに“ダービートレーナー”の称号を手に入れた。2番人気のレイデオロが早め先頭から押し切ってV。14年に生まれた7015頭の頂点に立った。現役唯一の1000勝トレーナー・藤沢和雄調教師(65)=美浦=は19頭目の挑戦で悲願のダービー制覇を達成。向正面で一気にポジションを上げるルメールの競馬史に残る“神騎乗”が勝利を呼び込んだ。
馬主の(有)キャロットファーム・高橋二次矢代表は「(ダービーを勝って)いいんですかねえ。ビックリしています」と感慨深そうにほほ笑んだ。
85年にJRAの馬主登録をして以来、初めてのダービー制覇。「向正面でスッと上がって行った時は一瞬、心配したけど、いい走りでしたね。ダービーなんて縁がないものだと思っていたが、お客さんの声援がすごかった。(応援してくれた)お客さんのおかげです」と勝利の余韻に浸った。