【目黒記念】最後もルメールだ!フェイム復活V「特別な日」
「目黒記念・G2」(28日、東京)
最後もルメールだった。ダービージョッキーの手綱に導かれたフェイムゲームが、先に抜け出したヴォルシェーブをゴール前できっちりとらえ、2年3カ月ぶりの白星を手にした。
ダービー終了からわずか1時間後の重賞勝ちにルメールは「一日に重賞が二つある日本では特別な日。二つ勝ててうれしい」と喜びを爆発させた。
道中は中団後方で待機。折り合いに専念した。逃げたメイショウカドマツがつくり出したのは、1000メートル通過66秒8と、よどみない流れ。スタミナ勝負となったことが功を奏し「彼はスタミナが豊富。最後は他の馬をかわす自信があった」とルメールは余裕を持って直線で馬を追いだせたという。
宗像師は「去勢手術後からの馬体も戻ってきて、バランスも整ってきていた」と破顔。次走は「いろんな選択肢がある」として未定だが、再び長距離戦線をにぎわしてくれそうだ。