【競輪】郡司浩平、地元・平塚GPへの思い “親子鷹”で目指す特別な舞台

 郡司浩平(26)=神奈川・99期・S1=は3月のG2・ウィナーズカップを優勝し、2017年の賞金ランキングは6位に位置している。6月に岸和田競輪で開催されるG1・高松宮記念杯への意気込み、12月30日に地元・神奈川県の平塚競輪で行われるKEIRINグランプリ出場への思いを語った。

  ◇  ◇

 -競輪選手を目指したきっかけは。

 「父が競輪選手だったけど、小さいころは全くレースを見ていなかった。選手になりたいとも思っていなかったんですよ。高校まで野球をやっていたが、大学へ進学して野球をやるつもりはなかった。何をやろうかというときに、勉強もしていなかった。体を動かしてご飯を食べられればと思い、競輪選手を目指すことになりました」

 -競輪選手になると決めてからは。

 「高校3年の春の大会が終わったら、自転車の練習を始めようと思ったが、1回戦で負けてしまい、悔しくて夏の大会まで野球に集中した。夏の大会がベスト8で終わり、自分の中で区切りがついたので、その日の夜に父親のところへ行き、弟子にしてもらいました。(師弟関係の)誓約書を書いて、次の日から自転車に乗りました」

 -競輪学校の試験は2回目の挑戦で合格。2011年1月にプロデビュー。

 「自転車の練習を始めて、父親のすごさが分かった。野球をやっていたので体力には自信があったけど、想像していた以上に練習が厳しかった。1回目の試験は2次で落ちてしまい、2回目の試験までの間は苦しかった。同級生が遊んだり、アルバイトをしたり楽しんでいる中、自分は競輪選手になるために練習漬け。楽をしたいなと思う時期もあったけど、今は苦しい練習をして、選手になって良かったと思えます」

 -昨年は6月のG1・高松宮記念杯で決勝2着。1、8月にはG3を優勝と選手生活最高の1年に。今年は3月のG2・ウィナーズカップを優勝。さらなる飛躍が期待される。

 「昨年は想像以上の成績が取れた。今年は昨年以上の成績を取らないといけないと思っている。3月のウィナーズカップ、4月の川崎記念の連続優勝で一息ついてしまい、5月の日本選手権でふがいないレースをして落車してしまった。気を引き締め直して、年末の平塚のグランプリを見据えていきたい。まずは昨年決勝2着に終わった高松宮記念杯を頑張りたい。まだまだG1を獲る脚力はないと思うけど、タイトルを獲ってグランプリに出るのが理想的。神奈川の選手として平塚で開催されるグランプリだけは特別なので、出場できるように一戦一戦頑張ります」

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