【安田記念】コンテントメント万全 “マジックマン”とも相性抜群
「安田記念・G1」(4日、東京)
モーリスがターフを去った今なら勝機十分とみたか。短距離王国・香港から2頭の刺客が参戦。ビューティーオンリー、コンテントメントともに1日、東京競馬場で追い切られ、いずれも万全の態勢を整えた。06年ブリッシュラック以来、11年ぶり4頭目の外国馬Vを目指す。
昨年は21キロの体重減が響き最下位の12着。しかし、今年のコンテントメントは明らかに違う。コンテントメントは1日、東京競馬場の角馬場で入念にダクを踏んでダートコースへ。ダク→キャンターからラスト3F40秒0-12秒5を強めでマーク。これだけなら、やや物足りないが、ゴール後もキャンターで3/4周と距離は十分に乗った。
サイズ師は「輸送で体重が減ったが、筋肉は落ちていない。昨年より力強さを増している。昨年は初めての海外遠征で苦戦したが、その経験が生きたと思う」と満足顔だ。
前走チャンピオンズマイルでビューティーオンリーを負かし即、今回の再挑戦を決めた。「昨年は力を出せずに終わったが、2度目で劇的に変わることを期待したい。先行馬から離れずに行く形になると思う。枠は内の半分以内なら」と言う。
今回の鞍上は“マジックマン”ことモレイラだ。主戦プレブルの都合がつかなかったためだが、7回コンビを組んで5勝、3着2回と相性は抜群。同師は「私の管理馬にもよく騎乗してもらっているし、とにかく勝つ男」と日本のファン同様、その腕に大きな期待をかける。