【安田記念】馬場状態から浮上するのはこの馬だ
「安田記念・G1」(4日、東京)
土曜の芝レースは計5鞍。前半戦は差し・追い込み馬が台頭し、後半戦は一転して前が有利となった。直線で内から5頭分ほどあけるような進路取りが目立っており、基本的なVロードは馬場の真ん中。ただ最終レースでは人気薄の逃げ馬が“インベタ”を決めてまんまと押し切っている。見た目やジョッキーの感触ほど、インは悪くないのかもしれない。
日曜も各馬の進路取りが大きなポイントとなりそうだ。いずれにしても、コースの選択権を持つ先行勢の方が有利と考えるべきか。実際にインから差して浮上してきた馬はいなかった。
(16)ロゴタイプを狙ってみたい。昨年は積極的にハナを奪い、そのまま逃げ切りに成功。奇襲を得意とする田辺騎手らしい騎乗ぶりだった。今年も確たる逃げ馬は不在。思い切った乗り方でファンを沸かしてくれるだろう。インベタか、それとも馬場の真ん中を陣取って後続がロスするような進路取りか。どちらの策を選ぶかは分からないが、序盤で主導権を奪いつつ、勝負どころから他馬を幻惑する走りで連覇達成といく。