【宝塚記念】キタサンブラック文句なし 猛時計6F78秒9!昨年のリベンジへ
「宝塚記念・G1」(25日、阪神)
文句なしだ。ファン投票で堂々の1位に選出されたキタサンブラックが14日、栗東CWで1週前追い切り。大きく先行する内パリンジェネシス(3歳未勝利)と中ウィズ(2歳新馬)を外から軽くまくり切り、6F78秒9-39秒3-12秒2の好時計をマークした。
馬場の9分目。馬なりの手応えを考えれば実質この日の一番時計と言える数字。最先着に、騎乗した黒岩(レースは武豊)は「結構後ろから追ったのでしまいは若干甘くなったけど、それでもラスト1Fは12秒前半、全体的にも6F80を切っていますからね」と感心しきり。動きを見守った清水久師も「いいと思います。1週前なので、けさはある程度しっかり追いました。いつも通り。何もかもが予定通りです」と順調さを強調した。
昨年は展開苦と緩い馬場に泣かされ3着に惜敗。今年にかける指揮官の思いは強い。「悔しい思いをしましたからね。あのころとは馬が違う。かなりパワーアップしていますから」。リベンジを果たし、6つ目のG1タイトルを手にする。