【阪神１１Ｒ・ミッキーロケット】ここ２走はゲートの出が悪く、得意技の根性比べに持ち込めないまま終わってしまった。その反省を踏まえ、中間は入念にゲート練習を繰り返した。しかも今回のコースは４コーナーのさらに奥からのスタートで、１コーナーまでの距離がたっぷりとある。さばきやすい頭数もプラスで、多少の出遅れなら思い描いた位置まで押し上げてくるだろう。

　音無師は雨予報＆最内枠に「馬場の悪いところを走らされる」と嘆くが、乗れている和田は「キタサンの後ろの内に潜り込めたら最高」と、むしろ１枠を利用する作戦。道悪も決して下手ではないだけに、他馬が気にして内をあけるようなら距離をロスすることなく理想の位置を確保できるという算段だ。

　あとは「他馬が早めに動いたとき、いかに脚をためられるか」。キタサン目がけて仕掛けた馬に、馬体を並べて首位争いに参戦。和田の読み通り運べれば、大金星ゲットも夢ではない。