【競輪】ハンマー投げ元日本王者の野口裕史がデビュー2戦目で初勝利
「F2・やきとりおおしば杯」(4日、京王閣)
2015年の第99回日本陸上競技選手権の男子ハンマー投げで優勝し、競輪に転向した野口裕史(34)=千葉・111期・A3=が京王閣競輪2日目3Rで行われたチャレンジ準決勝でデビュー初勝利。決勝進出を決めた。
レースは野口後位が競りになったが、最終ホームから自慢のパワーを発揮して、一気にカマシ先行。後続をちぎる豪快なレースで後続に大差をつけて、2戦目で1着をつかみ取った。
111期の同期の中で1番乗りでの1着に「うれしかった。初日は緊張でうまくペダルを回せなかったけど、きょうは力むことなくレースができた」と笑顔で振り返った。
ハンマー投げから競輪への転身で苦労することも多かったが「千葉の先輩たちが、自分の練習に付き合ってくれたおかげで勝つことができた。早くお世話になった先輩の前で頑張れるようになりたいです」と今後の抱負を語った。