【競輪】伊東サマーナイトフェティバルは新田祐大が初優勝達成
「サマーナイトフェティバル・G2」(17日、伊東)
最終日12RでS級決勝が行われ、新田祐大(31)=福島・90期・SS=が最終ホーム6番手からもまくって優勝。優勝賞金1110万円(副賞含み)を獲得した。サマーナイトフェティバルは初優勝。6月のG1・高松宮記念杯(岸和田)に続いてビッグレースの連覇も達成した。
新田をマークした渡辺一成(福島)が2着。三谷竜生(奈良)後位から番手まくりで抵抗した村上義弘(京都)が3着に入った。
前検日に新幹線の乗り間違えで大遅刻をした新田だが、決勝戦は違った。新幹線のようなスピードを発揮して、サマーナイトフェスティバル初優勝を成し遂げた。
決勝の作戦は「行き当たりばったり」。三谷が先行、村上は番手まくりの近畿作戦を、自転車競技のナショナルチームで鍛えた脚力を遺憾なく発揮して一撃。追走する渡辺とのワンツー決着に笑顔がはじけた。「ガールズ決勝でドリームシーカーの(小林)優香が優勝して励みになった」とチームメートの活躍に刺激をもらい、13代目の夜王に輝いた。
来月は地元の平でG1・オールスターが控えている。「オールスターでも(渡辺)一成さんとワンツーが決まるように頑張る」と気合十分。ビッグレース3連覇へ自信を深めた。