【競輪】大宮で驚異的なバンクレコード!オランダから参戦のブフリが新記録
「S級シリーズ・F1」(19日、大宮)
開催第1日の第9R予選競走で1着となったマティエス・ブフリ(24)=オランダ・S2=が12秒8の上がりタイムを記録し、大宮競輪のバンクレコードを大幅に更新した。これまでの記録は2013年7月3日に阿部大樹(埼玉・94期)が出した13秒2だった。
レースは最終周回8番手に置かれたブフリが2コーナーから強烈なまくりを発動。前団を飲み込み、直線大外を伸びて1着。先行した竹内翼(広島・109期)が2着に逃げ残り、2車単2-9は1番人気の340円で決着した。
上がりタイムとは、ラスト半周のラップタイムのことで、1周500メートルの大宮競輪場では250メートルで計測される。これまで500メートルバンクにおける日本記録は、びわこ競輪(廃止)で03年6月2日に岡部芳幸(福島・66期)がマークした13秒1だった。今回、これをも上回る驚異的なレコードとなった。
リオデジャネイロ五輪ケイリン銀メダリストのブフリは短期登録選手制度により、今年3度目の競輪参戦。6月からこれまで10走に出走し、1着9回、2着1回と圧倒的な強さを見せている。