【函館2歳S】モルトアレグロ芝でも軽快 絶好調・吉田隼も納得の表情
「函館2歳ステークス・G3」(23日、函館)
函館ダート1000メートルの新馬戦を勝ち上がったモルトアレグロが、芝の重賞に挑む。武井厩舎の“二刀流”といえば芝、ダートの両重賞で活躍するリエノテソーロ。一つ上の先輩の背中を追って、まずは芝でタイトルを狙う。
19日、函館芝での追い切りで適性の高さを披露した。ラズールリッキー(4歳1600万下)を目標にスタートし、4角で射程圏内に入れながらも最後は首差遅れてフィニッシュ。結果、差せなかったものの、5F67秒0-37秒1-12秒2と上々の時計を記録し、軽快な動きを見せた。
騎乗した吉田隼は納得の表情を見せる。「最後にフワフワしてしまうのであのような形に。それでも反応自体は良かったし、芝のフットワークもいい」と好感触。態勢は整っている。
「目の前にあるチャンスは生かしたい」と意気込むのは吉田隼だ。函館で15勝をマークし、2位に4勝差をつけて函館リーディングを独走中。先週は4勝し、函館記念は14番人気の伏兵タマモベストプレイを2着に導いた。絶好調の夏男が、二刀流を目指す素質馬を勝利に導く。