【中京記念】マイネルアウラート待望の初タイトルへ充実のリハ
「中京記念・G3」(23日、中京)
初のタイトル奪取へ向けて、マイネルアウラートは予定通りの内容で態勢を整えた。
19日、美浦Wで単走。馬の行く気に任せて派手なアクションはない。直線もスムーズな脚取りで進むと、気持ち良さそうにゴール板を駆け抜けて行った。5F70秒2-40秒3-12秒8のタイムに、高橋裕師は「先週少し重たかったので、これでいいんじゃないかな」と満足そうにほほ笑んだ。
近況は、2連勝のあと、G3戦で4、4着と連続して好走。前走のダービー卿CTでは、勝ち馬に0秒1差と迫り、待望のタイトルは目前だ。前走後は放牧でリフレッシュ。ここを目標に仕上げられてきた。「戻ってきた時は体も細かったが、それももう戻っているし、ここへ来て馬がしっかりしてきたね」と成長ぶりに目を細める。
昨年の当舞台では16着と大敗したが、直線で他馬に寄られる大きな不利があったもの。「今回も前々で」と指揮官。持ち前の先行力を武器に、昨年のうっぷんも晴らす構えだ。