【クイーンS展望】アドマイヤリードが主役を務める
「クイーンS・G3」(30日、札幌)
好メンバーがズラリとそろったが、主役はヴィクトリアマイルを制したアドマイヤリードが務める。後方から鋭い決め手を発揮し、豪快な差し切りV。重賞初勝利がG1初制覇となった。この中間は函館で調整。「状態は良過ぎるくらいだよ」と須貝尚介調教師は期待を寄せる。
NHKマイルCを制したアエロリット。3歳限定戦とはいえ、牡馬相手のG1をモノにして能力の高さを示した。菊沢隆徳調教師は「札幌に入厩後も落ち着いている」と状態の良さを強調する。
マーメイドSで重賞2勝目を達成したマキシマムドパリは、レース後、ここを目標に調整。秋華賞で3着に好走と、3歳から素質の片りんを見せていたが、近況はさらに本格化した印象だ。
良血馬トーセンビクトリーは3走前の中山牝馬Sで重賞初Vを達成。阪神牝馬S6着、マーメイドS9着と近2走はひと息の内容だが、地力があるだけに軽視できない。
重賞で善戦を続けるクインズミラーグロ、昨年の2着馬シャルール、16年秋華賞2着馬パールコードにも注目。