【小倉記念】戸崎圭 サンマルティンで全10場重賞制覇だ!名手も信頼「すごい馬」
「小倉記念・G3」(6日、小倉)
2歳時から高い素質を評価されていたサンマルティンだが、前走のむらさき賞を快勝し、5歳にして待望のオープン入り。気性面の難しさから出世が遅れていたが、去勢手術を施し馬具を変え…陣営が工夫を凝らし、ようやく素質が開花した。
コンビを組む戸崎圭は、今年もリーディングのトップを快走中。自身はこれまで、小倉を除くJRA9場で重賞制覇。今回勝てば、史上5人目のJRA全10場重賞制覇を達成する。JRA移籍5年目にして、初の小倉参戦に「なかなかこういう機会はないので、チャンスを頂けて良かったです。一発で決められたら幸いですね」と“リーチ一発ツモ”を決める構えだ。
サンマルティンは、福島県のノーザンファーム天栄でギリギリまで調整を行い、7月27日に小倉入り。テンションの上がりやすい気性面を考慮して、レース直前にトレセンに入厩する、今までの調整パターンを崩さずに臨む。
主戦は「初めて乗った時(昨年7月17日の南相馬特別=1着)から“すごい馬”だと感じていました。折り合いを欠いても走れるのが、この馬の強さ」と信頼を寄せた。重賞初挑戦も目下の勢いで突破。偉業達成に花を添える。