【南関東競馬】ブラウンレガート圧勝 的場文、最年長重賞V記録を更新
「黒潮盃・S2」(11日、大井)
断然の1番人気に支持されたブラウンレガートが好位追走から直線で豪快に抜け出し、後続に4馬身差をつけて重賞初勝利を飾った。的場文は自身が待つ最年長重賞勝利記録を更新した。2着は11番人気のカンムル、3着は7番人気のソッサスブレイが食い込み、逃げた2番人気のシェアハッピーは11着に敗れた。
全く危なげない完勝だった。単勝1・8倍の断然人気を集めた最内枠のブラウンレガートはスタート良く飛び出し、道中は内ラチ沿い3、4番手の絶好ポジション。4コーナー手前でスパートするや、直線はあっという間に抜け出した。
「そろそろ勝たなければいけなかったからね。どこからでも競馬ができる馬で、手応えも十分だった」と鞍上。この春の3歳クラシックは熱発で羽田盃を回避し、急仕上げの東京ダービーは3着。その反動が出たジャパンダートダービーは7着に終わったが、タイトルホルダー不在のここで大井生え抜きの意地を見せつけた。
的場文はこれで黒潮盃8勝目で、今年は通算7000勝をマークした川崎マイラーズを含め重賞6勝目。最年長重賞勝利記録を60歳11カ月と4日に更新したレジェンドは、お盆開催で詰めかけたファンへ「これからも一生懸命乗りますので、競馬場へ来て応援して下さい」と笑顔で呼びかけていた。