【札幌記念】サウンズオブアースひと皮むけた じっくりためて鋭く伸びた!
「札幌記念・G2」(20日、札幌)
日の丸を背負った経験で、最強の2勝馬がひと皮むけた。ドバイ遠征(シーマクラシック6着)からの帰国初戦となるサウンズオブアースは16日、函館Wに登場。僚馬の後ろでじっくり脚をためて、直線は内から鋭く伸びて首差先着を決めた。重量感優先だった歴戦の黒鹿毛が、肩を伸ばして柔らかさも印象づけた。
5F69秒9-40秒1-12秒9の時計に、「3週連続で併せ馬をしていい負荷がかかったね。体が締まってきた。ドバイでは硬さが出たけれど、きょうはないね」と藤岡師は納得の様子だ。
重賞で2着すること実に7度。いまだ2勝馬で重賞タイトルをつかんでいない。クラシック以降、一貫して長距離路線を歩んできたが、ここまでの2勝はいずれも2000メートル。今度こそ“善戦マン”からの脱皮を果たす。