「北九州記念・Ｇ３」（２０日、小倉）　鋭く伸びた。アイビスＳＤ４着からの前進を狙うアクティブミノルは１６日、栗東ＣＷでの追い切り。コーナーでは多少、外へ顔を向ける面は見られたが、鞍上の酒井からの合図を待つまでもなく機敏に反応。馬也のまま、６Ｆ８２秒６－３９秒４－１２秒３と抜群の切れ味で最終デモを完了した。

　「しんどいと気持ちが抜けてしまう馬ですが、ハミは抜けることなく、いい反応を見せてくれましたし、使って気持ちがグッと乗ってきた」と鞍上は好感触に満面の笑みだ。

　通常の坂路からＣＷへ追い切りのコースを変えた。暑さで疲れを残さないためだ。「坂だとがむしゃらに走ってしまう。気分良く追い切りを済ませたかった」と北出師。予定通りの内容に「夏のこの時季は合っている馬。暑さにもこたえてない」とうなずいた。

　当初は３週後のセントウルＳからＧ１を狙うプランもあったが、気配の良さに予定を前倒しにした。状態の良さを武器に３つ目の重賞獲りに挑む。