【競輪】豊橋記念で女子レーサー4人がガールズトーク 「競輪はファンと距離が近い」
「ちぎり賞争奪戦・G3」(21日、豊橋)
G3開催中の豊橋競輪で21日、オートレース、ボートレース、競輪の女子選手4人が集結し、イベントステージでトークショーを行った。
平日ながらも多くの公営競技マニアがステージ前に集合。ガールズトークに耳を傾けていた。オートからは岡谷美由紀(33)=浜松・32期、ボートからは水野望美(28)=愛知・109期・A2、競輪(ガールズケイリン)からは大谷杏奈(20)=愛知・110期・L1、中嶋里美(26)=愛知・110期・L1=が登場した。
MCの伊藤克信から「選手になったきっかけは?」と問われ、水野は「浜名湖ボートに行って、レースを見て『カッコいいな』と思って選手を目指しました」と言ったあと「選手になれなかったときを考えて、ピットリポーターの勉強もしました」と『保険』をかけていたことを明かした。
岡谷はスピードスケートの選手からオートレーサーに転身。「たまたま川口オートに見に行って『なりたいな』と思いました」。水野と同様の理由でレーサーを目指した。中嶋は「何かやりたいな…と社会人になってから思って」、大谷は「トライアスロンをやってて、進路を考えたときにガールズケイリンという選択肢があったので」と選手志望を語った。
同じJKA統括の競輪、オートだが、商売道具をレース場へ送付するのは「競輪は自費、オートは自己負担なし」とのこと。岡谷、中嶋、大谷は苦笑いを浮かべていたが、この話題に公営競技マニアの食いつきは良かった。
トークショー後、4人はデイリースポーツの取材に応じ、水野は「競輪場に来たのは初めて。ファンと選手の距離が近いですね」と競輪の印象を語ると、岡谷は「イベントや知人の溝口香奈選手(大分)の応援で訪れたことはありますが、ヤジがすごいですね。オートもヤジられてるかもしれませんが(エンジンの爆音で)聞こえないんで」とファンの歓声に目を丸くしていた。
中嶋は初対面のボート、オートレーサーを前に「お二人ともきれいで…」と容姿について感想を述べ「少し前に蒲郡ボートへ行きましたが、舟券は難しいですね」と語った。
笑顔がトレードマークの大谷は、レースで悔しい思いをしても検車場で涙を見せることはない。だが「裏で泣いてますよ。目が腫れてジャガイモみたいな顔になっちゃうんです」と意外な一面を明かした。