【ボート】若松で寺田祥がSG初制覇 デビュー19年9カ月でうれしいVゴール

ボクシングの村田諒太(左から2人目)からメダルを贈られた左から白井英治、寺田祥、平本真之
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 「ボートレースメモリアル・SG」(27日、若松)

 最終日12Rで優勝戦が行われ、1号艇で人気を集めた寺田祥(38)=山口・81期・A1=がイン速攻で1着。1997年11月デビューから19年9カ月、10回目の優出にして悲願のSG初優勝を飾り、賞金3500万円を獲得。今年の賞金ランキング4位に浮上した。2着は白井英治(山口)が続いて、同支部ワンツーでの決着。3着に平本真之(愛知)が入った。

 寺田がようやく勲章を手にした。自他ともに認める『節イチ』パワーで逃げ切って最高の結果をつかんだ。「スタート(S)展示はバタバタして1Mは不安もあったが、自分らしくないくらい、きれいに回れた」。1周1Mをしっかりと先に回り、ライバルを突き放し、栄光のゴールを駆け抜けた。それも8走7勝、2着1回の準完全でシリーズを締めくくった。

 SG優出は10回目だが、優勝戦の1号艇は初体験。「足負けはなかったので、不安要素はなかった。プレッシャーはあまりなかったです」。抜群に仕上がっていた機力も優勝を後押しした。

 これで今年の獲得賞金ランクは4位に浮上した寺田。地元で開催されるチャレンジカップ(11月21~26日・下関)出場圏内に入り、来年のグランドチャンピオン(2018年6月19~24日・徳山)出場権も獲得した。SG覇者となったが「これでやっと人に並んだくらいですね」と浮かれるそぶりはない。届きそうで届かなかったタイトルを手にしたが、寺田はまだまだ高みを見据えている。

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