ハウナニは白毛のお嬢さま ロードカナロアを父に持つ3代目に注目
期待の白毛馬ハウナニ(牝2歳、美浦・手塚)が9月3日の新潟6R(ダート1200メートル)で初陣を迎える。祖母シラユキヒメ~母ユキチャンと続く白毛の名血。新種牡馬ロードカナロアを父に持つ“3代目”に注目だ。
午前5時の美浦トレセン。まだあたりは暗さが残る中、その純白の馬体はひときわ異彩を放つ。坂路での最終リハは、パブロ(4歳500万下)と併せて馬なり併入。回転の速いフットワークで、4F53秒9-38秒7-12秒4をマーク。臨戦態勢を整えた。手塚師は「ケイコから一生懸命走る。動きもいいし、調教通りなら楽しみだね」とうなずく。
トレーナーは「ここ数年の管理馬の中で一番かわいい」と目尻を下げる。「毎朝、思わず首筋に抱きついちゃうんだ。耳を伏せたりしないし、かみついたりもしないよ」とぞっこん。名畑助手も「人懐っこくて、手のかからない馬」と笑顔だ。愛嬌(あいきょう)も兼ね備えた白毛の“お嬢さま”。本番での走りが待ち遠しい。(デイリースポーツ・刀根善郎)