【競輪】ファンリーセンの決意…東京五輪に向けスピードスケートから「自転車に専念」
スピードスケートと自転車競技の二刀流で夏冬の五輪出場は、日本では橋本聖子参議院議員が有名。1992年アルベールビル冬季五輪では銅メダルも獲得した。ガールズケイリン参戦のため2017年短期登録選手制度で来日したロリーヌ・ファンリーセン(30)=オランダ=も2010年バンクーバー冬季五輪スピードスケートの銅メダリストで、昨夏のリオ五輪にも自転車競技で出場している。
冬季五輪に2大会連続出場のファンリーセンは、スピードスケートのトレーニングの一環として自転車競技に取り組んでいた。すぐに非凡な才能を発揮すると、リオ五輪ではチームスプリントで5位入賞を果たした。
今回のガールズケイリン参戦は20年東京五輪を見据えての決断。「リオである程度の成績は残したが、メダルには届かなかった。東京でメダルを取るためには、自転車に専念することが必要。競技歴がまだ短いので、いろんな経験を積めるのは五輪につながる」。氷上でのスピードをバンク上に移し替えて、3年後の飛躍を目指す。