【ボート】多摩川ボートG1は三井所尊春がV
「G1ウェイキーカップ」(5日・ボートレース多摩川)
3号艇の三井所尊春(38)=佐賀・88期・A1=が一気にまくって優勝。デビュー17年目、11回目の優出にして悲願のG1初制覇を飾った。2着には白井英治、3着には秋山直之が入った。
三井所がやっとG1の勲章を手にした。「攻めることしか考えてなかった」と、レース前からの宣言通り3カドからコンマ10のトップSで踏み込み、内の2艇をあっという間にのみ込んだ。まくり差しを迫ってきた白井を封じると、あとは悠々と一人旅。ゴールの瞬間は「レース前から考えていた」という右手を何回も突き上げるガッツポーズでG1初制覇の喜びを表した。
デビューから17年目でついにつかんだG1の栄冠。「タイトルに向けての思いは人一倍強い。やっとかなった」と目頭を熱くする場面も。表彰式のあとの水神祭では、びしょびしょになりながらも笑顔は絶えなかった。「これからも一走一走、全力で走りたい」と今後の激走を誓った。