【セントライト記念】クリンチャーに闘魂注入 左ムチでゲキ!好時計出た

 「セントライト記念・G2」(18日、中山)

 攻めに攻めた。クリンチャーは13日、藤岡佑を背に栗東CWで単走。序盤から軽快にスピードに乗ると、直線はしっかりと手綱をしごかれた。苦しくなるゴール板手前では、左ステッキで“闘魂注入”。6F81秒1-38秒1-12秒4の好時計を刻んだ。

 鞍上は「夏を経て、すごくフレッシュ。もともと調教は動かないけど、活気があった。トモも良くなっている。もたれる面もきょうの調教では問題ない」と好感触。8月24日に帰厩し、順調に乗り込みを消化。宮本師は「月曜競馬だけど、しっかりと負荷をかけるためにレースまで間をあけたかった。金曜にゲート練習もしたかったしね」と、水曜追いの意図を説明した。

 再出発だ。皐月賞は4着と好走したが、ダービーは13着と完敗。本来の先行策に持ち込めず、主戦は「持ち味を生かせなかった」と唇をかむ。結果が出ないとすぐに乗り代わる今の競馬界で、前田幸治オーナーからは「失敗を無駄にしないようにね。失敗は成功のもとと思って、自信を持ってやってください」と、金言とともに引き続き手綱を任された。燃えないはずはない。

 秋の目標はもちろん菊花賞。「そこに向けて、いい競馬ができれば」とユースケ。恩返しの思いを力に変え、三冠最終戦へと弾みをつける。

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