高田がルペールノエルで跳ぶ 史上初JRA同一重賞5連覇へ!
さあ、5連勝だ!土曜の阪神ジャンプSでルペールノエル(牡7歳、栗東・藤原英)の手綱を取る高田潤騎手(36)=栗東・フリー=は、同レースを目下4連勝中。さらに7年連続で連対(JRA同一重賞、実施機会連続連対記録を更新中)を果たしている。勝てば史上初のJRA同一重賞5連覇&障害重賞通算20勝目となる。
大記録を目前にしても、高田は「全く意識していませんよ。たまたま、だと思う。記録が懸かっていても、そうでなくても、勝ちたいですしね」と自然体を貫く。06年神戸新聞杯をドリームパスポートで制し、平地重賞V実績もあるが、障害レースを「毎日乗るし、馬と一緒にいる時間が長い。厩舎の皆さんと“つくってきた”という思いが強い」と表現した。
前走は痛恨の落馬競走中止に。「ボクのミスで落ちてしまった」と唇をかむ。「水曜日に乗った感触も良かったし、リズムをつかんで乗るだけ。飛越力で言えば、どの馬にも負けないレベル」と力を込め、パートナーへの信頼は揺るがない。熱い思いを胸に、前人未踏の大記録へとジャンプする。(デイリースポーツ・向 亮祐)