【オールカマー】アルバート軽快リハ 海外遠征プランも…力試しの一戦
「オールカマー・G2」(24日、中山)
重賞3勝のアルバートが、約5カ月ぶりの実戦に向け21日、美浦Wで軽快な動きを見せた。メルボルンC・豪G1(11月7日・フレミントン競馬場)に登録しており、このレースの内容次第で海外遠征の可能性もあるだけに力が入る。
久々を感じさせない軽快なフットワークを披露した。天皇賞・春5着以来となるアルバートは美浦Wで単走で追われた。1週前に併せ馬でしっかり負荷をかけており、この日は4F52秒8-38秒0-12秒5の時計をマーク。乗り役とのコンタクトは文句なしで、直線へ向いてからの脚さばきもスムーズで、しなやかな動きだった。
今回は約5カ月ぶりの実戦となる。「順調に調整できました。先週は併せ馬でしっかりやって、今週のひと追いで態勢は整いました。少し馬体重は増えているけど、成長分もありますから。以前と比べてトモにボリュームがついている感じです」と森助手は久々を気にしていない。
これまで重賞を3勝しているが、全て芝3000メートル以上でのもの。長距離向きのイメージはあるが、1800メートル、2000メートルでも勝ち鞍がある。「前走は硬い馬場ですごく時計が速かったなかでもしっかり走れましたからね。結果は馬の力ですけど、この距離も守備範囲内で力を出せると思っています」と同助手。一気の距離短縮でも、十分にこなせるとみている。
この一戦の後には、海外遠征のプランも挙がっているが「それは今回のレース内容、状態などを見てから発表する感じです」(同助手)と結果次第で決めることになる。国内専念か、海外か、力を試される一戦になる。