「ボートレース第１２１期選手養成訓練修了記念競走」（２２日、ボートレーサー養成所）

　リーグ戦勝率上位６人で争われた「養成所チャンプ決定戦」は沢田尚也（１８）＝滋賀＝が３コースまくりで優勝。２着に上田健太（愛知）、３着に竹下大樹（福岡）が続いた。約１年の訓練を終えた２５人（うち女子５人）は１１月から全国のレース場でデビューする。

　沢田が３コースから会心のまくりで１２１期の頂点に立った。「夜は全然眠れなくて、何度も頭の中でシミュレーションした」とみっちり戦略を練った本番レース。３対３と枠なりの進入から「気合だけは負けないように行った」とコンマ１２のトップＳ。１周１Ｍで「勝利を確信した」という豪快なまくりで抜け出すと、道中では勝率１位・上田の猛追を振り切った。ピットでは選手仲間から大声援で出迎えられ「ありがとう！」とガッツポーズで喜びを爆発させた。