【スプリンターズS展望】春秋連覇コウセイVSレース連覇ファルクス 武豊ダイアナにも注目
「スプリンターズS・G1」(10月1日、中山)
史上5頭目となる春秋スプリントG1制覇を狙う。セイウンコウセイは、春の高松宮記念でG1初挑戦・初戴冠を果たした現王者。前走の函館スプリントSは4着に敗れたが、前半3F通過32秒2のハイペースを自分から追い掛けたのもので、酌量の余地はある。21日の1週前追い切りでは、美浦Wで5F67秒0-37秒2-12秒6。上原師は「いい負荷をかけられた。予定通りの調整だね」と満足げに話す。
前年覇者のレッドファルクスも、連覇に向けて虎視たんたん。今春は高松宮記念→京王杯SC→安田記念のローテを組んで3、1、3着と力は示した。4カ月ぶりとなるが、中間の調整は順調。尾関師は「いいパフォーマンスを見せたい」と意欲を伝える。
4連勝で北九州記念を制した上がり馬ダイアナヘイローの勢いも侮れない。武豊のエスコートで一気の頂点獲りなるか。昨年のこのレースで不利を受け、実力を出し切れなかったビッグアーサー、前哨戦のセントウルSを制したファインニードル、サマースプリント王者ラインミーティアなどV圏内は五指に余る混戦だ。