【凱旋門賞】サトノダイヤモンド好天続きで好転!逆転Vには良馬場必須
「凱旋門賞・仏G1」(10月1日、シャンティイ)
凱旋門賞での巻き返しへ向け、視界は良好だ。サトノダイヤモンドの“V条件”として挙げられる良馬場。最近は雨も降ることなく、現状は上々の馬場がキープされているもようだ。24日夜には強敵と目されていたクラックスマンの回避も発表され、陣営には追い風が吹いている状況。悲願達成へ、今後はさらに仕上げを進めていく。
“超”極悪馬場に自慢の切れ味をそがれた前哨戦のフォワ賞。逆転Vのシナリオへ、サトノダイヤモンドにとって良馬場は必須条件となる。
1カ月間もフランスに滞在し、誰よりもシャンティイの天候を見てきた岩崎助手の言葉が頼もしい。「ここ1週間くらいは、雨が降っていないと思いますよ。ええ、このままいってくれたらと思いますね」と柔和な笑みを浮かべた。
週末の天気予報にこそ傘マークは見られるが、オーナーの里見治氏によれば「フォワ賞の前はレースの5日前から雨が降り続いていた」。当日の天候がどうあれ、前走のような馬場はほぼ考えられないだろう。レース中に負った外傷も「大きい傷ではなく、調整は予定通り」と岩崎助手はきっぱりだ。
24日にはシャンティイ調教場のリオン坂路で、推定4F54秒~ラスト13秒の“日曜追い”を行ったこともあり、25日朝は厩舎内での1時間の引き運動でクールダウンに努めた。「動きが素軽くなってきた。坂路に行くまでに急坂を上っていくからなのか、鍛えられているのかなという感じはありますね」と徐々にパワーもアップ。さらなる上昇を目指し、27日にルメールが駆けつけて最終リハを行う。