【スプリンターズS】レッドファルクス連覇へ手応え十分 6歳でも衰え知らず
「スプリンターズS・G1」(10月1日、中山)
レッドファルクスが、93、94年サクラバクシンオー、12、13年ロードカナロアに続く、史上3頭目(90年のG1昇格後)となる連覇を狙う。
昨年は中団追走から直線で強烈な末脚を披露してG1初制覇。欅S、CBC賞連勝の勢いは本物だった。尾関師は「昨年の春から秋にかけてグンと力をつけていきましたからね」と当時を振り返る。
今春の始動戦はG1の高松宮記念。新星セイウンコウセイをとらえ切れず、さらにレッツゴードンキの強襲を許して3着。続く京王杯SCを制したものの、中2週で挑んだマイルの安田記念は3着に敗れた。それでも「中2週でも高いパフォーマンスを見せてくれたし、成長していると思う」と6歳になっても年齢的な衰えはないと断言する。
21日の美浦Wでの1週前追い切りが圧巻だった。調教駆けするステイパーシスト(4歳1600万下)を4馬身追走。直線は一杯に追われ、外から併入。ゴール板を過ぎてもハードに追う実戦並みの調教に対して力強い動きで応えた。「少し時計は速くなったけど、いい状態の馬場だったし、しっかりやれて良かった」とトレーナーも納得だ。
「ベストの条件ですからね。昨年勝った馬というパフォーマンスを見せたいし、そこに向けてイメージ通りにきている」。連覇へ向けて手応えは十分だ。