【毎日王冠】ソウルスターリング8着…逃走も直線なすすべもなく惨敗「テンション高かった」
「毎日王冠、G2」(8日、東京)
まさかの逃げ。断然の1番人気に支持されたソウルスターリングが、向正面でハナに立つとスタンドがどよめいた。前半1000メートル通過は60秒ジャスト。ペース配分は絶妙だったが、直線に向いてからの決め手勝負になると、上がり3F32秒台の脚を駆使した歴戦の古馬たちの前になすすべがなかった。ルメールは「休み明けでスタート前のテンションが高かった。マイペースでリラックスして走らせようとしたが、この速い馬場で1800メートルでは距離が短かった」と肩を落とした。
藤沢和師は「やっぱり古馬は強かったね」と意気消沈。先行争いの競り合いを避けるように自ら集団を引っ張った内容には、「競馬だから仕方ない。今後の様子を見てからだが、天皇賞へ行くと思います」と本番での反撃へ向けて、気持ちを切り替えていた。