【秋華賞】馬場状態から浮上するのはこの馬だ
「秋華賞・G1」(15日、京都)
京都競馬場がある京都府南部の日曜の天気は終日雨の予報。土曜は曇り時々雨で推移し、馬場状態に影響を及ぼす程ではなかったが、当日はパンパンの良馬場を望むのは厳しい情勢だ。同じ舞台で行われた2歳500万下の土曜京都9R紫菊賞の勝ち時計は2分0秒4と水準級。芝は開幕2週目で引き続き、内外に大きな差はない。3歳牝馬の一線級が集まっただけに、良馬場発表で踏みとどまれば1分58秒台、道悪なら1分59秒台から2分0秒台の時計が予想される。
内外に差のないコンディションなら、道悪になったとしても、ロスなく運んだ先行馬が圧倒的に有利だ。カワキタエンカの押し切りに期待する。強力な同型は最内枠のアエロリットくらいしか見当たらず、2頭が共倒れを避けようとすれば、早めに隊列も決まるはず。流れは自然と落ち着きそうだ。
逃げた前走のローズS2着が示す通り、自分のリズムで運べれば、しぶといタイプ。重馬場の新馬戦を勝利しており、馬場不問で力が出せるのも頼もしい。マイペースで運べれば、直線はしっかりと粘り腰を発揮してくれるはずだ。