【菊花賞展望】ダービー1~3着不在の大混戦

 「菊花賞・G1」(22日、京都)

 再重要トライアルの神戸新聞杯を制したレイデオロがジャパンCに参戦し、2着スワーヴリチャード(アルゼンチン共和国杯)、3着アドミラブル(故障)とダービー1~3着馬が不在となった牡馬ラスト1冠。一気に浮上するのが2着馬キセキだ。メンバー最速の上がりをマークしてダービー馬に迫り、夏場の2連勝がダテではないことを証明した。

 1週前追い切りでは栗東CWで6F86秒1-12秒4を馬なりでマーク。角居師は「とてもいい動きでしたね。順調に来ていますよ」と満足そうに話した。夏の上がり馬が一気にG1を奪取するか。

 セントライト記念で、皐月賞馬を差し切ったのがミッキースワロー。美浦Wで3頭併せを行った1週前追い切りでは最先着を果たした。自らまたがった菊沢師は「今の雰囲気なら、極端なことがない限り、折り合いに苦労することはなさそう」と自信をのぞかせる。

 サトノダイヤモンドに続く連覇を狙う池江厩舎からは3頭が出走。始動戦のセントライト記念は勝ち馬の切れ味に屈して2着に敗れたアルアインだが、プラス10キロの馬体でいかにも叩き台といった内容だった。そこで3着に続き、堅実ぶりを誇示したサトノクロニクル、神戸新聞杯は好位で我慢する内容のあるレースぶりで3着に奮闘したサトノアーサーも上位進出を狙う。

 武豊を背に逆転を狙う皐月賞3着馬ダンビュライト、距離延長で前進を狙うベストアプローチ、出走馬の中ではダービー最先着となる4着に好走したマイスタイル、菊での活躍が目立つステイゴールド産駒のトリコロールブルー、スティッフェリオ…伏兵多彩の大混戦だ。

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