【競輪】古性優作が3回目のG3優勝 関東勢後位から直線一気
「火の国杯争奪戦・G3」(22日、久留米)
古性優作(26)=大阪・100期・S1=が、先行した関東勢の後ろから直線で一気に追い込んで優勝。3月松阪以来、通算3回目のG3制覇を成し遂げた。2、3着には小倉竜二、武田豊樹が入り、3連単は9万2130円の好配当となった。
3回目のG3制覇にも浮かれた表情は見せなかった古性。「しっかり自分が先に仕掛けないと。レースがよくなかった」と内容には反省も、好調さを見せつけるような鋭い差し脚を決勝で発揮した。
レースは深谷-浅井、中川-小倉、吉沢-武田、古性-南、小松崎の順で周回。打鐘で吉沢が主導権を握ると古性は3番手を確保。じっくりと脚をためて吉沢の番手から抜け出しを図る武田を捕らえて1着で駆け抜けた。
今年のG1は競輪祭(11月23~26日・小倉)を残すのみ。「G1に向けて流れはできた。きょうのレース内容では戦えないのでもっとしっかり組み立てて、自分が取る気持ちで走りたい」。この優勝に満足することなく、古性はさらなる高みを目指すつもりだ。