【エ女王杯展望】ヴィブロスが戴冠に向けて好気配
「エリザベス女王杯・G1」(12日、京都)
今年は4頭のG1馬が参戦。統一女王決定戦にふさわしい好メンバーが集った。
昨年の秋華賞馬ヴィブロスは、3月のドバイターフで世界の強豪を撃破。帰国初戦の府中牝馬Sこそ2着に敗れたが、本番へ向けてきっちりと照準を合わせてきた。「使って良くなるタイプ。距離も大丈夫でしょう」と友道師。G1・3度目の戴冠へ、視界は良好だ。
ミッキークイーンは一昨年の秋華賞馬。昨年同様、ぶっつけで臨むが、池江師は「去年(3着)よりもいい状態で出せる」とVへ手応え。今年の秋華賞を制したのが、夏を境に急成長を遂げたディアドラ。相手はさらに強くなるが「いい勝負ができると思う」と橋田師は自信の口ぶりだ。
連覇を狙うクイーンズリングも、復権へ虎視たんたん。京都大賞典を快勝したスマートレイアー、オールカマーを制したルージュバック、府中牝馬Sを逃げ切ったクロコスミアもV候補。3歳勢のリスグラシューとモズカッチャンにも注目だ。