【南関東競馬】名牝ロジータが昨年12月に死亡していた

東京ダービーを制したロジータと野崎武司騎手=1989年6月8日=大井競馬場
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 南関東の川崎競馬を代表する名牝ロジータが昨年12月に老衰のため30歳で死亡していたことが7日、神奈川県川崎競馬組合から発表された。

 ロジータは1988年(昭和63年)10月に川崎競馬でデビュー。翌89年には羽田盃と東京ダービーを制し、牝馬ながら南関東のクラシック二冠を奪取する快挙を達成した。秋には第9回ジャパンカップに出走して世界の強豪とも激突。ホーリックス(ニュージーランド)とオグリキャップが世界レコードの激闘を繰り広げた伝説的なレースで15着に敗れたものの、果敢にJRAに挑戦した。

 引退レースとなった90年2月の川崎記念では、単勝人気1・0倍の圧倒的な支持に応えて8馬身差の圧勝。現役時代の通算成績は15戦10勝。その後は生まれ故郷の北海道・新冠の高瀬牧場で繁殖牝馬となり、産駒からはカネツフルーヴ、イブキガバメントら重賞勝ち馬を輩出。さらに孫にあたるレギュラーメンバーもG1ホースとなっている。

 川崎競馬場では第1入場門の光の馬「ロジータ号」前に7~10日の間、献花台を設置する。

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