【マイルCS】サングレーザー 元気はつらつ 軽めでも好感触「勢いをぶつけたい」
「マイルCS・G1」(19日、京都)
勢いと若さが最大の武器だ。4連勝中の3歳馬サングレーザーは15日、栗東坂路でごく軽めの追い切り。4F56秒0-41秒0-12秒9と目立つ数字ではないが、ハツラツとして元気いっぱい。手綱を取った福永は、下馬するなり好感触を口にした。
「いい感じ。15-15でしまいをちょっと伸ばした。少し時計は速くなったけど無理はしていないしね。へたっていないよ」と、夏から使っているが、出来落ちの不安を打ち消した。むしろ、「こちらの想像以上の結果を出している」と急成長ぶりに鞍上も驚きを隠さない。夏からトントン拍子に出世して、スワンSで快勝を収めたことで、今やG1も手の届く位置にまで上り詰めた。
マイル戦はここまで未勝利だが、「(2走前の)1400メートルの準オープン戦では追走に苦労したくらいだから、マイルは問題ない。連勝中と勢いがあるし、高いポテンシャルを持っている馬。胸を借りるつもりで、勢いをぶつけたい」と福永は一気に頂点獲りをうかがう構えだ。未知の魅力あふれる若武者が、古豪マイラーの壁を突き破るか。