「ジャパンＣ・Ｇ１」（２６日、東京）

　出走馬と枠順が２３日、確定した。Ｇ１・２週連続Ｖ＆１０戦連続で馬券圏内キープ中のＭ・デムーロが騎乗するサトノクラウンは６枠１２番から発進。最終デモの見栄えはイマイチだったものの、調教役を買って出た世界のムーアからは“パーフェクト宣言”が飛び出した。態勢は万全。ムーア－ミルコの豪華リレーで、２着に惜敗した秋盾のうっぷんを晴らす。

　先週のマイルＣＳをペルシアンナイトで制し、歴代最多タイのＪＲＡ・Ｇ１年間６勝、１０戦連続Ｇ１・３着以内を記録したＭ・デムーロ。「いい馬に乗せてもらって、今年はいっぱいチャンスがある。ニューレコードは大好き。狙いたい」と記録更新に意欲的だ。

　サトノクラウンとは今回で６度目のコンビ。前走の天皇賞・秋は首差の惜敗だった。「久々だったし、忙しかった。２４００メートルの方がいい。使って反応も良くなると思う。良馬場でもいい」と逆転Ｖに力を込める。日曜のレース後には、帰りの新幹線でその日のレースＶＴＲを穴があくほど見直すという。「調べるのが好き。勝ったときは他の馬を、負けたときは何度も見る」。研究熱心なイタリアンの快進撃はまだまだ続く。